走破記
今期(’01年)12月21日に開業したばかりの出来立てのほやほやのロープウェイ。今日の旅行はこの為に来たようなもの。この日はあいにく田代エリア側の天候が悪く、乗車したときはあまり前方が見えなかったが、苗場に近づくと霧がぱっとあれて終点の苗場まで見渡せるようになった。
ご存知のようにこのゴンドラ(通称:ドラゴンドラ)は世界最長距離(約5.5km、所要15分)を誇る苗場スキー場の看板施設である。このゴンドラの完成によって、いままで同じコクドのスキー場で隣接しているにもかかわらず分離していた、かぐら、みつまた、田代エリアと苗場エリアの全てのスキーエリアを1枚のリフト券で滑走できるようになったのである。このゴンドラ途中で大きな尾根を2回越える、またその尾根越えの勾配がかなり大きく、すぐそばにある日本最急勾配のゴンドラリフトである苗場第1ゴンドラなんぞものともしない急峻さである。
このあとは当然の事ながら?次の目的地、苗場第1、第2ゴンドラへと向かう筆者であった。
(メモ)
このドラゴンドラには非常時の備えとして非常食(カンパン)が常備されています。しかし、非常食のカンパンを食べなければならないという機会に遭遇するのだけはかんべんしてほしいものです。
苗場スキー場(苗場−田代ゴンドラ)の田代エリア側の駅。高度から言うとこちらの方が山頂駅ということになるのでしょうか?まだまだ真新しくて綺麗です。それにまだあまり知られていない?のか人影も少なめです。
余談ですが、筆者は、この同じシーズン(’01年−’02年)の2月に再度この地を訪れています。その時には晴天とスキーシーズン真っ盛りということで、約1時間待ちの大行列が出来ていました。雪の中一時間も行列には並びたくないものです。
苗場・田代ゴンドラ(ドラゴンドラ)に擬似乗車してみましょう。動画は苗場エリア側の駅から乗車した直後で、離れてゆく苗場エリア側の駅を見る事が出来ます。この日は強風だったので、ゴンドラは減速運転をしています(田代エリア側の駅まで所要23?分と表示されていました)。こちらをclick
(’01年12月30日取材)