走破記
小郡駅からJR中国バスの特急はぎ号に乗り東萩駅に到着。昨日駅すぱーとでなんとかこの地に来れるよう検索しまくったがどうも時間的に無理そうであった。ところがよく時刻表を見ると小郡駅からわずか1時間でこのはぎ号が東萩駅を結んでいる。当然これを利用しない手はないであろう。場所は東萩駅からほど近いとだけ調べてきたので、場所が全くわからずとりあえず観光案内で場所を聞いてみる。観光案内所では奥萩本陣の地図をくれて、そこへの行き方を丁寧に説明していただいた。徒歩でわずか10数分程である。
現地に早速着いて乗車してみる。残念ながら露天風呂は午後からの営業ということで、単に展望台往復だけですがよろしいですか?の確認をされ乗り込む。観光案内で頂いた地図によれば、この奥萩本陣の裏山をテーマパークの一種として開発しようとした事が伺える。かつてはこのモノレールに接続して、山の反対側へ下りるモノレール(3号機)が運転されており山の反対側のテーマパークと広大な駐車場をリンクしていたようである。この急峻な山道はとても徒歩では回れないのでなかなかいい判断であると思うがテーマパーク自体がいまひとつかな?
さて、先ずは1号機に乗車し男性用露天風呂前を運転停車で通過し女性用露天風呂前に到着。ここで線路は繋がっているがデッドセクション?があり、ここで搬器を乗り換える必要がある。どうしてこんなシステムになっているのか不明だが(露天風呂までの輸送力確保の為か?)、気を取りなおして2号機に乗りこむ。路線はさらに急になりぐいぐいと高度を上げ、着いた所が展望台である。展望台は萩市外を一望に見渡せるすばらしい景色だった(よくここからの風景がドラマなどで使われているのを目にする)。このあたりもテーマパークの一部で恐竜の森と呼ばれているらしく。近所の公園にでも有りそうな遊戯具の恐竜が多数ならんでいる。何のテーマパークにするつもりだったんだろ?
さて、このあと3号機の残骸を多少見物してから戻ることにする。次の行き先は防府の太平山ロープウェイだ。
(’02年04月29日取材)