つなわたり/ロープウェイに乗ろう

富山市(旧山田村) 第1スキー場−第2スキー場(1121m)

  • 三線交走式
  • 開業:’81年12月18日
○公式ホームページ
牛岳温泉スキー場:http://ushidake.com/ski/
スキー場は現存しますが、このロープウェイは既に廃止になっています。
○アクセス
(’11年10月02日追記)平成の大合併の影響により、山田村役場前は山田総合行政センター前に、山田村コミュニティーバスは富山市営バス(山田コミュニティーバス)にそれぞれ変わっています。公式HPによれば取材日とアクセス方法に大きな変更はないようです。最新版の時刻表は公式HPにあります。但し、肝心のこのロープウェイは既に廃止になっています。
富山駅から富山地鉄バス21系統山田村役場行きのバスに乗り山田村役場前下車(所要60分、運賃980円)。ここで山田村コミュニティーバスの牛岳温泉スキー場行きバスに乗換えて終点下車(所要15分、運賃200円)。
山田村コミュニテイバスは越中八尾駅にも足を伸ばしており、便によっては越中八尾駅から牛岳温泉スキー場まで乗り換えなしでの到達します(所要50分、運賃200円)。特に山田村コミュニティーバスは200円の均一料金なので長距離の乗車はお得です。
取材日現在の富山地鉄バス、山田村コミュニティバスの時刻を以下にまとめました。なおここにある全てのバスの時刻が掲載された時刻表が富山駅前の地鉄バス(21系統)の発着するバス停の隣に大きく貼ってあります(せっかくなのでもうちょっと接続を良くしていただけると有り難いのですけど)。
さらに、本ロープウェイへはスキー場内の山麓から第10高速リフトに乗るか、または第8リフトと第9高速リフトを乗り継いで上がったところに若土駅があります。
余談ですが、山田村コミュニティーバスの運転手氏に聞いて見ると山田村のバスは中高生の通学以外では殆ど利用されないということで、接続の悪いのも致し方ないところかな。それにしても、山田村コミュニティーバスのバス停に貼ってある時刻表には日曜日の記載が一切なく、地元の方は日曜日にはバスは走らないと思っていると教えられました。筆者がここを取材した日も日曜日で、スキー場からのバスでは乗車するなり、終点(越中八尾)まで全く乗客は乗ってこないから広く使って楽にしてよいと言われました。そして実際筆者以外の乗客は乗車してきませんでした。「そりゃあ時刻表が貼ってなきゃ乗車してくるわけないよなあ?」と運転手氏に同意を求められました。これでも運転手氏は村の方に日曜日の時刻を書いてくれるよう申し入れてそうですが、村は「そんなむだなことはしない!」と言っているそうです。不思議な話です。

富山地方鉄道バス時刻表(取材日現在)

  • 21系統、富山駅発→山田村役場行き
  • 平日:715,855,1105,1305,1455,1615,1715,1815,1905
  • 土曜・休日:720,1005,1305,1505,1720,1915
  • 21系統、山田村役場発→富山駅行き
  • 平日:635,650,710,814.1030,1220,1420,1620,1747,1825,1930,2030
  • 土曜・休日:710,832,1120,1420,1630,1824,2015

山田村コミュニティーバス時刻表(取材日現在)

  • 山田村役場前発→牛岳温泉スキー場行き
  • ○820,950,1515,*1815
  • 牛岳温泉スキー場発→山田村役場前行き
  • 840,1010,○1535,*1830
  • ○:JR越中八尾駅直通、*:ナイター営業日のみ運転

山田村コミュニティーバス時刻表(取材日現在)

  • JR越中八尾駅発→山田村役場前行き
  • ○745,1430,1650,1835
  • 山田村役場前発→JR越中八尾駅行き
  • 655,1300,○1600,1745
  • ○:牛岳温泉スキー場直通
(’11年10年02日追記)
アクセス情報、公式HPのアドレスを修正しました。

走破記

富山駅から朝一番の富山地鉄バス21系統に乗車して山田村役場前へ、ここで山田村コミュニティーバスに乗換えてスキー場到着。時刻表にはバス路線が多数書かれているので本数があるように見えるが、ちゃんと接続してスキー場まで行ける便は行きはこの朝一番(7時20分富山駅発)で帰りは15時35分牛岳温泉スキー場発以外にはないと考えた方がいい。

スキー場に着いてうろうろ。はて?更衣室がない。たまたまこの日はウエアを殆ど着てきたので事なきを得たが、スキー場には更衣室が見当たらなかった。レンタルスキーの係員にでも聞けばそのすぐ奥にある、温泉施設の脱衣所でも貸し手くれるのかもしれないがなんか謎である。そのくせコインロッカーは多数ある。しかもこのスキー場にはどういう訳か着替えて来る方々が多いようで殆どコインロッカーは使われている様子はなかった。

さていよいよスタート、残念ながらゲレンデは雨である。せっかくなのでとりあえず上まであがろう。まずは第10高速リフトに乗るが、いきなりの雨でべたべたになる。ここからロープウェイでユートピアゲレンデへ渡る。あれ?乗車するのは下り線である。こんなスキー場の奥まったところに小さい交走式のロープウェイがあって、しかも下り線だなんて!なんか鈍器で後ろからぶったたかれたかのような衝撃をうける。ロープウェイは地上からはるかに高いところを当然順調に走りユートピアゲレンデに到着。

ユートピアゲレンデは今時珍しいスキーやーオンリーのゲレンデ。その理由はおそらくシングルリフトしかないことかと思われるがこれが実にいい。しかも先程のゲレンデからロープウェイで下って来た筈なのにこちらは雪が降っている(多少霙混じりなところは仕方ない)、しかもシングルリフトしかないゲレンデなので誰もいないゲレンデの新雪を独り占めできる。残念なのは標高が低いので雪が重いことか。これで雪質抜群であれば筆者は、誰にも教えずにこのゲレンデに通ったかもしれない。

さてこのユートピアゲレンデで午前中いっぱい思う存分滑ったあと、ロープウェイで山麓側?のゲレンデに戻るこちら側はあいも変わらず雨である。こちら側は一回づつさっさとリフトを乗って終了。あとはレストハウスで食事をして温泉に入ってゆっくり帰りのバスを待つことにしよう。今回の旅行はこれでおわり自宅まで一目散に帰ります。

(併せて走破したリフト)

第1ペア、第2高速ペア、第7、第8、第9ペア、第10高速トリプル

牛岳温泉スキー場への路線バス(山田村コミュニティーバス)山田村役場前に着きました。暫く待ってると山田村コミュニティバスの牛岳温泉スキー場行きがやってきました。こんなところで、もしやってきてくれないと、途方にくれるしかないのですけどね。

牛岳温泉スキー場・ロープウェイ(山頂駅、若土駅)山麓側から第10高速リフトに乗って山頂側に到着。手前のレストハウスの建物の向こう側にあるこじんまりとした建物が第1スキー場(若土駅)です。

牛岳温泉スキー場・ロープウェイ(搬器)搬器です。スキー場にある交走式の搬器は少数派ではありますが、全くない訳ではありません。コクド系のスキー場にはかたまってあるところもありますしね。

牛岳温泉スキー場・ロープウェイ(山麓駅、鍋谷駅)こちらが第2スキー場(ユートピアゲレンデ)側の駅。鍋谷駅です。このロープウェイここの写真では解りませんが、結構深い谷の上を走るんですよ。

牛岳温泉スキー場・第7リフト(山麓駅)ユートピアゲレンデ(第2スキー場)の第7リフトです。こちら側で滑っている人は写真のように殆どいません。

(’03年02月16日取材)

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