四国交通バス時刻表(取材日現在)
走破記
前泊の今治からJRで川之江へ出て、阿波池田までの瀬戸内運輸の路線バスに乗車する(1日1往復)。当然のように阿波池田での四国交通バス(祖谷線)への接続は悪く無駄にぼけーーと約2時間を過ごす。その間にボンネットバスによる定期観光バスが満員の乗客を乗せて阿波池田を出発してゆきました。やっと来た路線バスは乗用車とすれ違うのもままならない、今時珍しい程の狭路を55分も走りやっと目的地祖谷温泉へ到着。勿論?そのバスの乗客は筆者だけである。あーこれこそ秘湯と思った。
ところがバスを乗車して真っ先に目に入ったのが、ホテル祖谷温泉の前に駐車する山のような車群。この露天風呂行きのケーブルカーには長ーい行列が出来ていた(あああ、雰囲気ぶち壊し!)。やっとケーブルカーに乗車。乗車すると地上の運転室?から指示があり、一番前に乗車したお客さんに発車ボタンを押すよう依頼される。筆者が乗車した時には子供さんが座っていたのでそのお子さんが押すことになる。車内から「よ、運転手!」の声がかかる。
露天風呂は川底にあるこのケーブルカーの終点山麓駅からさらに2階分階段を降りたところにあり当然男女別。風呂はそんなに広くなく15人しか乗車出来ない10分間隔のケーブルカーに丁度キャパシティーが合っているのは不思議。女風呂の方はそのぶんガラガラなのかな?お湯がちょっとぬるめで完全には体が温まらず。
この混雑で乗車予定のバスにも乗り遅れたし、ホテル祖谷温泉の中にある内風呂に入り直して最終バスで阿波池田へ戻りましょう。本日は鳴門公園にあるホテルに宿泊し、明日の鳴門市観光情報センター(高速鳴門バス停)を目指しましょう。
’09年08月12日に再訪しました。その時のレポートはこちらです。
紅葉シーズンの美しい渓谷美のなかケーブルカーはピストン運転されていました。ケーブルカーは高低差170m(斜距離250m)傾斜42度の線路を所要5分で結んでいます。混雑していると乗車時間より待っている時間の方が長くなります。
下側の駅に着きました。この下側の駅から階段を降りきった地上に露天風呂があります。ケーブルカーの乗客は一目散に露天風呂を目指します。筆者のように写真を撮ってゆっくり歩いていると、あっという間にその乗客の列に置いて行かれます。
(’02年11月03日取材)