走破記
前泊の甲府から朝一番の特急ふじかわとバスを乗継いで到着した。
時刻表の地図を見るとバスの終点とロープウェイの始発が連絡しているかのような書き方なのでよく調べずに来た。バスで身延山に着いた時間は7時20分頃で、ロープウェイの始発(8時40分)まで時間の余裕が相当あるので、先に身延山のお参りをして可能ならロープウェイの山頂駅からの始発に乗れるのでは?などと考えていた(とんでもない話である)。
バス停から身延山の本堂へは3、4百段はあろうかと思われる急峻な階段を登りきる必要がある。本堂へのお参りを済ませ、もう相当な高さに登ったので、ロープウェイは山頂駅から乗れるのかな?と思って案内の矢印に従ってロープウェイの方向へ進むと、なんとそこはロープウェイの山麓駅であった。しかも山頂駅はそこからはるかかなた山上にあり徒歩で約2時間30分かかるところだそうだ。結局ぼけーと山麓駅で始発のロープウェイを約40分待って奥の院へ出発する事にする。
山頂駅からは天気が良ければ遠く富士山が望めるそうだが、あいにくこの日の遠景はガスがかかっていた。しかしこのロープウェイからの風景は、曲がりくねった川と言い、深い山々といい日本の典型的な奥地の雰囲気で非常によい。
このあと筆者は先ほど上った急峻な階段を駆け下り身延駅10時7分発の特急ふじかわに乗り次の目的地昇仙峡へ急いだ。
身延山バス停から身延登山鉄道山麓駅(久遠寺駅)までの道、足を踏み外したら(大袈裟ではなく)本当に下まで落ちていってしまいそうな急峻な階段を登ります。一気に登ってしまわないと二度と足が動かなくなってしまいそうです。
下りの全線のビデオを撮りました。こちらからどうぞ。戻りはブラウザの戻るボタンでお願いします。
(’01年07月08日取材)